鹿児島県にある桜島は、鹿児島に住む人々にとっては心のシンボルとも言える風景なのでしょう。半島である桜島にそび立つのは、御岳と呼ばれる活火山。この火山が、現在も小規模な噴火を繰り返しています。桜島焼は、桜島の火山灰と温泉水を使ってつくる焼き物です。桜島ならではの素材を用いた陶器。ここには、この土地の心が映されているのでしょうか、見る人に自然の豊かさと原始的な荒々しさを印象づけます。この桜島焼きをつくるのは、桜島の麓に店を構える桜岳陶芸。この窯元、伝統から数代と続く窯元ではありません。なんと、この窯元、ある男の人が一代で築き上げたという一風変わった窯元なのです。
愛媛県内子町五十崎、とある取材の空き時間、ふと不思議な噂を耳にしました。 「この土地には不思議な仙人のような人がいるんです。あの人、口では何も言わずとも、人を動かす不思議な力がある人なんですよ。いやぁ、不思議だ、不思議だ」。 一体、何のことだろう? 甘いお金のささやきでも、鉄拳制裁でも、飴と鞭でもないというのなら、どうして人が人を動かすことなどできるのだろう?そんな不埒千万を思うのは、筆者だけなのでありましょうか。しかし、この地域の人たちは、その話に首頷するばかり。 「わかる、わかる。あの人には黒魔術的な何かがあるよ」。 な、なんと、黒魔術。 そ、そんなマジカルな方ならば、是非ともお会いしてみたい。 こうして、お会いすることになった人物は、亀岡酒造の会長を務める人物、亀岡徹さんでした。